インドエンジニア人材採用方法その5|求人メディアに投稿する|インドエンジニア採用FAQ

古くは新聞の求人欄、現在ではウェブメディアへの掲載など、人材採用といった場合、おそらく一番定番なのが、この求人メディアへの投稿です。

求人メディアに投稿するだけなので、自社での人的なコストもあまり必要とされません。自社での人件費が大きく発生しなく、エージェントの費用も大きく発生しないという非常にメリットの大きな手法です。

しかし、出稿するだけで終わりのメディア投稿スキームですが、日本でエンジニアが足りない足りないと言われつつも、インドをはじめ外国人エンジニアは多くはいません。何故でしょうか。

今回は求人メディアを使っての、インド人エンジニア採用の方法を解説していきます。

採用目的を確認する

どんな採用手法でも、目的との整合性を確認しておく必要があります。自社の採用の目的はインド国籍者を採用することではなく、エンジニアとして優秀で且つ少なくとも英語ができる人です。

日本語ができる外国人だと人事部的には楽ですが、日本語は世界レベルで見た場合に非常にレアリティの高いスキルです。外国人でかつ日本語話者という人はほとんどいません。

そのため、卓越したエンジニアスキルを持った人に、ある程度の日本語スキルをトレーニングするという戦略が重要になります。中国語などの民族語の場合、日本人が中国語を使うことは極めて困難なのですが、英語ならば義務教育から勉強しているので、少しは可能です。

もちろん、この戦略は営業やコンサル職では不可能です。なぜなら、ネイティブレベルの日本語力が必要だからです。しかし、エンジニアリングの現場では、あまり必要ではありません。なぜならエンジニアは技術で語ることができるからです。事実として、日本の職人さんが回外で普通に活躍している情報が日本に入ってきています。エンジニアとして卓越したスキルがあれば、語学の問題はさほど重要ではありません。

やるべきことは、民族語ではなく国際ビジネス語の話者というセグメントに対し、広く採用の門戸を開くことです。そのための手段として求人メディアを活用するという戦術の整合性を確認する必要があるでしょう。

そのため、使うべきメディアは、いわゆるリクナビやマイナビのような日本国内向けの求人メディアではなく、世界展開している求人メディアです。世界展開をしている求人メディアを探し、そこに求人情報を掲載することがこのスキームの骨子と言えます。

国内外国人マーケットではない。

もちろん、確認しておくべきこととして、狙うべきは世界の労働者市場であって、国内の外国人レイバーマーケットではありません。実は、単に外国人向けの求人メディアといった場合、多くのケースで国内にいる外国人をメインにしたメディアを示してしまう場合があります。これは気を付ける必要があります。

国内外国人向けメディアの識別方法

日本国内で外国人向けの求人メディアというと国内の外国人をメインにしたメディアになってしまうケースは多いです。そのため、自分で調べる場合は、そのメディアが国内の外国人求人メディアで無いことを事前に確かめる必要があります。

国内外国人はそのターゲットとする人材セグメントから以下の2パターンに分けることができます。なぜ、大別してたったの2パターンかというと、エンジニアを除き、日本語が話せない人の仕事は日本に存在しないからです。たったの2パターンになります。日本語が話せる人の場合は日本人向けの求人メディアを活用するため、ここには入ってきません。また、外資系企業の管理職クラスの場合も、通常はヘッドハンティング案件のため、このマーケットには入ってきません。

英語圏外国人向け

1つめの外国人セグメントはアメリカ、イギリス、オーストラリア、フィリピンなどネイティブレベルの英語が話せる人を対象にした英会話の先生・小中学校の英語の先生マーケットです。旧人文知識国際分業ビザまたは、教育ビザの外国人がメインターゲットとしているメディアです。

語学の先生は日本語ができなくとも業務をすることが可能で、また、通訳の仕事ならば日本語ができる必要がありますが、語学の先生ならば、日本語が全くできなくとも日本での労働ビザの取得が可能です。もちろん、先生なので大卒以上である必要がありますが、英語教育は日本国が主導で動いていることもあり10万人程度の労働者市場が存在します。

非英語圏外国人向け

2つめのセグメントは、いわゆるアジア系外国人留学生のアルバイトマーケットをターゲットにした求人メディアです。

日本の入国管理法では、普通の日本人でもできる仕事に対して労働ビザは発給されません。そのため、普通の外国人がコンビニエンスストアで働こうとした場合は労働ビザは発給されません。しかし、留学生に関しては時間制限付きでアルバイトをすることが認められています。

コンビニエンスストア等の仕事は普通の日本人でもできる仕事なので通常は労働ビザが発給されませんが、留学生の場合は例外的に就労の許可がおりています。そのため普通の日本人でもできるが、人手不足のため留学生に働いてもらうという企業のしごと情報がメインになります。

風営法関連業種向けメディア

また、具体的に何処の国と書くことはできませんが、主にアジア各国の大使館の側にある民族語で書かれた新聞の求人広告欄をご覧になられた方はお気づきかもしれないのですが、これらにはいわゆる風営法的な仕事やブラックな仕事が掲載されています。

これに関しては不法労働の問題や、そもそも、不法労働を許容している日本社会の問題など、さまざまな社会問題をはらんでいますが、今回のテーマとは異なるため割愛させてください。

いずれにせよ、日本国内にも外国人向けの求人メディアというものは存在していますが、これらはあくまで国内外国人向けメディアであり、世界中からエンジニアスキルを持った人物を採用しようと考えた場合、それらのメディアは整合性が無いということです。重要なことは、世界展開をしている求人メディアを探してくるということです。

そもそも求人メディアとは

一口に求人メディアと言っていますが、求人メディアは母集団属性(母集団形成方法)の方法と課金モデルによって2つに分けることができます。

つまり、求人メディアの選定のためには、母集団属性(母集団形成方法)が自社の採用戦略と整合性があるかどうかを確認する必要があるといえます。

掲示板型(総合型・特化型)

まず、自社のサイト(メディア)に誘導して回遊させる形態をとる求人メディアです。このタイプの媒体の運営企業は自社のサイト(メディア)誘導させることも宣伝費用を投下します。そのため、掲載自体に料金が発生します。

大きな会社は全ての人材セグメントに対して宣伝活動を行うことができますが、ターゲットとなる人材セグメントを特化させることで、小さな企業でもニッチトップに立つことができます。そのため、掲示板型の求人サイトは総合型と特化型に分けることができます。

総合型

ハローワークに代表される、何でも乗っている求人メディアです。ハローワークは無料で載せることができるという都合上、給与水準的にやや下方なポジショニングになりつつあります。国内大手ですとリクナビやマイナビが有名です。

特化型

特定のセグメントに特化した、求人メディアです。日本は求人メディア業界もガラパゴスなため、非常にニッチ特化した分野での開拓が進んでいます。

例えば、以下の3つは、引退を考えているキャバクラ嬢をターゲットにした求人メディアです。ニッチといえばニッチですが、一説によると毎年約10万が入れ替わる業界だと言われています。新卒が約50万人なので、それなりの転職マーケットがあると言えます。

ここで重要なのは、このように掲示板の求人メディアビジネスが、ここまで細分化&特化したマーケットは日本ぐらいだということです。基本的に世界中では細分化・特化していません。日本のハローワーク的な存在である労働局が扱うか、自社ホームページかぐらいです。

エンジニア採用に使えそうな特化型&世界展開ウェブサイト

※どちらもレジュメデータベース寄り。このことから掲示板型の求人メディアは世界的に見た場合、あまり隆盛ではない。

掲示板型求人メディアの展望

日本では隆盛している求人メディア産業ですが、今後はいわゆる労働局が行うようなセーフティネットとしてのもの以外は今後は無くなっていくのでは、と予測されます。

何故かというと、機能的に見た場合、これからご説明するのようなアグリゲーション型の求人メディアの下位互換になってしまっているからです。アグリゲーション型の求人メディアはコンテンツの量が無限であるため、カバレッジの範囲として掲載そのものに料金が発生する掲示板型のメディアは勝つことができません。

そもそも論として、掲示板型メディアが届ける情報というのは、ユーザーにとっての有益性がアグリゲーション型と比較して弱いということが挙げられます。

掲示板型サイトの場合、料金体系はウェブ上の場所貸しサービスです。つまり、露出を増やすためには一番良い場所に掲示することが必要になります。しかし、ユーザーにとって、一番良い場所にある情報が有益な情報かどうかは限りません。もちろん最近ではユーザーの属性に併せて一番良い場所に出てくる情報を変更するという機能もついてきています。しかし、そうであっても自社のメディアに誘導するというワンクッションが発生してしまう以上、その利便性はアグリゲーション型に一歩遅れます。

掲示板型の求人メディアは、ウェブでもリアルでも、ビジネスモデルとしては新聞の一面広告と本質的には同じです。そのため、広く浅くマスに対して訴求していきたい情報の場合は有効ですが、それ以外ではあまり有効ではありません。

今後、掲示板型が生き残れるとしたら、いわゆるセレクトショップの個人店のような、セレクトそれ自体に価値があるなど、なんらかの付加価値に特化した生き残り方しかないのではと思います。

実際、例えば小売店の分野で、アマゾンはあっても、セレクトショップ個人店は有りますし、ドン・キホーテのように宝探しのように買い物をするという付加価値のあるビジネスは生き残っています。

国内で強い存在感を持つリクルートがアグリゲーション型メディアであるインディードを買収したあたりからもその傾向は強まるのではないでしょうか。いずれにせよ、掲示板型のメディアで採用活動を行うことは得策ではないでしょう。

アグリゲーション型メディア

いわゆる求人情報の検索エンジンと言われているものです。掲載は基本的に無料で、よい場所に掲載されるためには料金が必要といったような、検索エンジンのビジネスモデルと同じ料金体系です。

開発にコストがかかるので、数は少ないです。

いずれも世界各国で展開をしている仕事情報の検索エンジンです。クレイグリストのようなクラシファイドサイトも分類的にはこちらに入れて解説しております。

これらのサイトは掲載自体が対価ではなく、広告枠に出ることが対価なため、広告料金を支払わなくても、ユーザーにとってよい情報ならば無料で上位に出ることができます。

検索エンジンの使命はユーザーにとって有益な情報を届けることなので、ユーザーにとって有益な情報ならば、オーガニック検索で上位に表示されることが可能です。

Indeed>Google しごと検索

そのため、アグリゲーション型求人メディアを活用していくには、どの検索エンジンで上位表示されることが需要かの対策が必要になります。

少し前までは、国内で求人情報の検索エンジンといえばIndeedだけでした、しかし、検索は原則的にユーザーにとって重要な情報が上位に表示され、そのため網羅性の高い情報が上位に表示されます。

結果的に、グーグルの何で検索してもIndeedが上位に表示されるようになってしまいました。これは同じく検索サイトであるグーグル的には全くメリットがありません。グーグル社がインディード、すなわち日本市場ならばリクルートにまるまる利益を貢献してます。これは無意味です。

そのため、グーグルは自社でもしごと検索のビジネスを始めました。もちろん、グーグルもビジネスですので、グーグル+のようにビジネス的にメリットが無ければ撤退はするでしょう。

しかし、自由主義国家における全ての検索エンジンはユーザーにとって利益になることを使命としています。そのため、しばらくの間は、Indeedの入り口であるGoogoleで上位表示されることが重要となります。

実際、日本国内ではインディードはTVCMをガンガン行い、まず自社サイトへの誘導&会員化という方式を採用しております。つまり、実質的にAIが広告を掲載する掲示板型求人サイトというポジションになっています。

これでは、広告の出し方が違うだけで、従来の掲示板型サイトと大きな違いはありません、自社サイトへの流入口をGoogleのような検索エンジンに握られている限り、IndeedがGoogleしごと検索に勝つことはできないでしょう。

アグリゲーション型の求人メディアを成功させるには、最もユーザーに近い位置を握るポジショニング戦略が非常に重要です。仕事を探しているユーザーの最初の行動をおさえることがアグリゲーション型メディアにとって重要であり、人間を採用したい企業にとっては、そのアグリゲーション型メディアが最も読み込みしやすい形式でコンテンツを作ることが非常に重要になってきます。

自社でLPを作る

番外編なのですが、自社で求人ページを作るという方法もあります。いわゆるオウンドメディアを構築するという手法です。

このスキームは自社のページを作ります。そのため、アグリゲーション型の求人メディアに対してフレンドリーなページを作ることと同時に進められそうであり、非常にコストメリットのあるスキームのように見えますが、実はアグリゲーション型のメディアを活用する方法とは戦い方が異なります。

事実として、アグリゲーション型メディアで露出を増やすには、ユーザーに対して有益な情報を提供することが重要です。しかし、自社LPが露出を増やすにはその方法ではうまくいきません。

自社LPの弱点

自社求人ページ、すなわち自社LPの致命的な弱点は、自社の求人ページよりも、アグリゲーション型のサイトの方が上位に来るということです。

自社のサイトに求人案内を載せるスキームは、アグリゲーション型のやり方に似ていますが、自社LPはオーガニックで上位に来きません。これは、自社の情報はユーザーにとって、情報の網羅性という点で有益性が低いからです。

例えば、「しゃぶしゃぶ・東京」などのワードで検索してみてくださるとわかるのですが、その場合、特定のお店ではなく「ぐるなび」などの、比較サイトのほうが上位に来ます。

しゃぶしゃぶ&東京で検索すると、お店のページではなく網羅型のサイトが上位に来る

このため、自社LPはその網羅性の低さから、オーガニック検索では比較サイトと比べると有益性が低くなります。

自社LPの戦い方

前述の通り、自社LPはその性質上オーガニック検索で上位に来ることができません。そのためオーガニックで出ない以上、露出を増やすためには、クッキーを利用したウェブ広告で行うしかありません。

そして、広告費を費やす以上は広告費用の生産性をどこまで伸ばせるかで勝敗が決まります。

具体的にはLPに対してABテストを徹底的に行い、0.1%だったコンバージョンを0.2%にできれば勝ちなどの、コンバージョンレートが勝利条件になります。そして、コンバージョンレートを上げるには徹底的なABテストしかありません。

では、この戦略は世界からエンジニアを採用するという戦略に対してはどうでしょう。特にインドやバングラディシュ、パキスタンといった国々では、もともと人材大国であるだけでなく、新しい人材が次から次へと参入していています。事実上無限の人材マーケットが広がっています。

つまり、インドのような事実上無限の労働者マーケットをターゲットにする場合はあまり効率的な方法ではありません。

弊社の戦術

求人メディアは、そのカバレッジの問題から、これからはアグリゲーション型に移行していきます。これは間違いありません。なぜなら、ウェブという無限の場所があるにも関わらず、場所貸しビジネスを行うことは、そのメリットを活かしきれていないからです。そのため、企業にとっては、アグリゲーション型で上位を取ることが重要になるでしょう。

では、アグリゲーション型で上位を取るにはどうすればよいでしょうか。弊社は以下の仮説で対応しております。

ユーザーが欲している情報を予測する

アグリゲーション型ではユーザーの検索意図に沿ったコンテンツ・ページを作成することが、ユーザーにとっての有益な情報であると判断されます。

では、ユーザーの検索意図に沿ったページとは何なのでしょうか。具体的には以下です。

例えば、自動車を買いたい人が「自動車・黒・家族向け」で検索をしたとします。その時のために「黒い家族向けの自動車のページ」を作成しておくことが、ユーザーの検索意図の予測になります。

検索結果を返すAIはまだまだ人間の曖昧な入力に対して正確な値を返せません。そのためユーザーフレンドリーであるとともに、検索エンジンフレンドリーである必要もあります。

具体的には、例えば自動車の場合なら、労力はかかりますが、検索意図を先読みして、赤い自動車・黒い自動車・白い自動車など、ぴったりのページを作成しておく必要があります。

これをインドからの人材採用に当てはめてみると、インドレイバーマーケットではインド向け、パキスタンレイバーマーケットではパキスタン向け、バングラディシュレイバーマーケットではバングラディシュ向けのページを作成する必要があるということが見えてきます。

これらの作業は、ある程度までは、自動化できますが、ある程度は労力をかける必要のあるタスクではあります。しかし、ユーザーが最も欲している情報を届けるという視点では、このメソッドが最もユーザーフレンドリーであると言えます。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。株式会社南アジアエンジニアでは、上記のスキームにて最も生産性が上がる方法にてインドからのエンジニア採用ルートを構築しております。

エンジニア採用ルート構築以外にも、多様性チームビルディングなど、様々な形で御社の成長戦略をサポートしてまいります。小さなことでも問題ありません。ぜひ、お問合せをお待ちしております。

Last updated: 11月 1, 2019 at 22:51 pm

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